152回日商簿記試験の予想(2級)
151回について
大手の出版社などは、1か月前に予想を発表しています。
でも、実際講習をやっていると1か月前ではとても間に合わないので、いつも独断で予想を発表していました。ちなみに前回は、D社さんと全部が被るという感じでした。まぁ、前回は予想はしやすかったのですけどね。
それと、去年は2級の講習しかしていないので、2級のみの予想しかできませんので、ご了承ください。
第1問は予想しても、大変なのでいつもしていません。なにせ前回出ていないものすべてとしか言えないからです。以下が151回の2問~5問の結果でした。
第2問 S/S(株主資本等変動計算書)
第3問 連結精算書
第4問 部門別個別原価計算
第5問 等級別総合原価計算
では、152回は?
大体、前回外したものを持ってきたりします。それと、第3問については、精算表、貸借対照表、損益計算書の順も考えたりします。
第2問 銀行勘定調整表+現金預金
銀行勘定調整表の単独出題は、最近では考えにくいので、現金過不足か預金の個別論点を含んだものと考えられます。
特に今年度は、預金が3級で変わりました。当座借越の論点と複数預金口座の管理です。
当座借越は決算整理事項となり、期中では使わなくなったんだけど、間違えてそれを使っていないか。
あとは、複数預金口座の論点を絡ませつつ、外貨建ての計算をさせる問題が考えられたりします。
現金預金以外なら、3級から外れて2級からに変更となった有価証券でしょうか。
第3問 サービス業の損益計算書
第3問は、連結精算表→本支店会計→貸借対照表→連結精算表の順で来てます。そろそろ損益計算書が怪しいわけですが、それとともに30年度からの新論点であるサービス業が真正面から出てないことから、これにしました。
個人的には、製造業の貸借対照表も面白いと思うのですが、製造業については、工業簿記と商業簿記の知識が問われます。それが入ると、ちょうど半分半分になるのでしょうか。とても気になるところですが、サービス業にしておきます。
もし、次点というなら、製造業ではなく連結財務諸表を推します。
第4問 本社工場会計
工業簿記については、個別原価計算・単純総合原価計算・標準原価計算と、どれも出そうなものばかりで、予想が付けづらい感じがします。
前回、予想がほとんど合っていた状態で、12.7%と合格率が落ちてきたところを見ると、これから2級は12~15%になってしまいそうな気がします。
こんな状態で、もし少しでも合格率を上げようと考えるなら、本社工場会計の仕訳問題ではないでしょうか。
そして、このまま難化で進むのであれば、個別原価計算が気になります。
第5問 標準原価計算
しばらく出ていない単純総合原価計算と言いたかったのですが、個別原価計算・総合原価計算・標準原価計算・直接原価計算と大枠で見たときに、総合原価計算は前回等級別総合原価計算として出たばかりなので、泣く泣く除きました。
同じ理由で前回部門別個別原価計算が出ていたためこれも除外。149回・150回と直接原価計算(CVP分析)が出たので、残った標準原価計算としました。
順番的にはシングル・プランなんですけど、そこまではちょっと確定するのは控えておきます。
ヤマを張ること
私は、ヤマを張ることを個人的に推奨しています。ただ、それだけを勉強するという究極的なものは絶対いけないことです。勉強の濃淡を出すために使います。
例えば、もう本試験まで1週間しかないとして、どれを重点的にやるかと言ったら、出そうなものを重点的にやることになります。
ただ、先ほども言ったようにヤマが外れた場合に部分点も全く狙えないという最悪のパターンを避けるため、出ないと思っていてもとりあえず解けるところまでは持っていくべきです。
これから大手各社が予想を公開しますが、そんなカタチで使ってもらえればいいのではないでしょうか。
決して、ヤマが外れたからといって、苦情は受け付けません!
余談ですが、ネットスクールの完全予想模試の問題集だけは、旭川の書店には並んでいません。行政書士や個別指導業以外に書店でパートをしていますが、とても遺憾に思っています。多分、売り切れる前にアマゾンで買います。