①1回の勉強でインプットとアウトプットは同時に。
学んだことは必ず問題集で実践すること。インプットだけでは、理解が不十分な状態となっています。
②テキストと問題集の順番は逆でもOK
ある程度理解している場合や試験までに時間がない場合は、問題集中心の解き方に組み立てましょう。
- 最初は解答を見ながらやってもOK。
2回目からは、問題をやりながら、わからない部分だけ解説を読みます。
3回目以降は、問題をまず一通りやってから、わからなかった部分だけ解説を読みます。
- 問題集で間違った部分に必ず印をつけましょう。あらかじめ問題集にチェックボックスが入っていて、✖とか△など付けられるようになっているものもあります。印をつけることによって「見える化」を図ることが大事です。
全く手がつけられない ✖
理解しているか不安だったけど最終的に正解していた。 △
完全に理解して解くことができた 〇
また、カラー付せんを使って、わかるようになるまでつけておく方法もあります。
理解しているか不安だったけど最終的に正解していた。 △
完全に理解して解くことができた 〇
また、カラー付せんを使って、わかるようになるまでつけておく方法もあります。
- 過去問などの本試験対策については、個別に切り取って勉強しましょう。
日商簿記は、大問が5つあります。最初の段階で一通り全てやってしまうと解く時間も、覚える時間も過分にかかってしまい、効率は良くないです。
1問1問にかけてよい時間はおおよそ決まっていますので、個別に攻略しつつ、最終的には全てを時間内に収める練習をしましょう。
今日は第1問だけで10分とか、第3問だけで30分と時間調整しながらできるので、社会人向けといえます。問題を一通りするとなると、2級で必ず2時間程度の時間を作らなくてはならないので、今日はそんな時間無いからやめてしまおうとモチベーションにブレーキがかかるおそれがあります。 - テキストは1ページ目からとか、模試は試験と同じ時間で測らないとならないとか、そんな先入観を捨てたほうがいいですね。
初学者にはテキストを最初からやる方法はもちろんベターです。市販書は、その辺考えて出版されていますので・・・。
ただし、これには欠点がありまして、最初にやっていた部分を一通り終わった頃に覚えているかどうかということです。これは、最初の部分が中盤でもきちんと積み重ねで出てくる簿記ではあまりありませんが、資格の種類によっては、こんなことが起きたりします。
2周目からは、わかる部分は飛ばして、わからない部分に取り掛かるのが良い方法です。と分かっていても、なかなか独学だとできないものですし、私もその呪縛からなかなか逃れられない日々が続きました。
③模試問題には、早めに触れておく。
簿記では、テキストの問題で対応できるのは、大体、第1問の仕訳問題ぐらいです。本試験の第2問目以降は、そんな風に素直な問題は出ません。「アレ?理解したはずなのに」と混乱してしまうことがあり、自信喪失につながってしまうこともあります。
早めに敵を知ることで対応策はおのずと見えてくるものです。