ポリテク火星出張所!

商業高校あがりの行政書士が日商簿記をはじめとして資格支援のためにブログを書いています。

2019-09-01から1ヶ月間の記事一覧

各資格の勉強時間の目安と合格率について③

今回は、自分自身が、今後の事業展開のために取り組んでいる、または考えている資格について触れたいと思います。 司法書士 本題の前にちょっと前置きが長いです。 そもそもは、この勉強のため会社を少し早めに辞めたんです。最後の1年間は、有給休暇が50日…

各資格の勉強時間の目安と合格率について②

今回は、行政書士の資格についてお話しします。 FPを勉強する過程の中で、民法・借地借家法など法律関係に触れていきます。ここで法律が面白くなってきた方は、宅建士や行政書士などの法律系を考えてもいいかもしれません。 日商簿記・全経簿記⇒建設業経理…

単純総合原価計算③平均法+仕損の処理(両者負担)と仕損品評価額がある場合の処理

前回の単純総合原価計算の問題例を使って、再度お話ししたいと思います。ただし、今回は一部変えて、仕損の処理を両者負担とし、仕損品(スクラップ)を売却できる価値があるものとします。 例)当社は製品Aを製造・販売し、製品原価の計算は単純総合原価計…

単純総合原価計算②平均法+仕損の処理(完成品のみ負担)

今回は、単純総合原価計算の平均法と仕損があったときの処理方法を解説します。 平均法は、(月初仕掛品の金額+当月投入の金額)÷(月初仕掛品数量+当月投入数量)で単価を出し、それぞれ完成品数量と月末仕掛品数量にその単価を掛けることによって、計算…

有形固定資産その7~建設仮勘定~

今までは、既存の建物を購入した場合(建売り)でしたが、今回は、最初から建物を建てた場合を説明していきたいと思います。 建物を建てる場合には、完成するのに数カ月から数年かかります。そのため、最初の手付金や中間金を支払ったりして、建設会社などの…

単純総合原価計算①先入先出法

今回は、単純総合原価計算の中でも仕損の発生していないとてもシンプルなものをやっていきます。ここが総合原価計算の基礎中の基礎となっていきますので、体に染みつくまで何度も練習してください。 まずは、いつものように例題から… 例)当社は製品Aを製造…

有形固定資産その6~固定資産の除却と廃棄~

固定資産の除却 除却とは、今まで業務用に使っていたけど、もう古くなって新しいのを買ったので、倉庫に保存しておくことです。リサイクルショップに売られるか、使われずに捨てられるかの一歩手前の段階です。 この場合、残りの価値を見積もって保管します…

総合原価計算の事前知識

個別原価計算がオーダーメイドだったのに対し、総合原価計算は同規格の製品を大量生産する場合に使われます。 この総合原価計算では、事前に用語や計算に使うボックスの説明などをした方がいいと思いますので、今回は事前説明をします。 直接材料費と加工費 …

有形固定資産その5~割賦購入と買換え~

今回から有形固定資産を何回かに分けて説明します。まずは、割賦購入(分割購入)と買換えについてです。 有形固定資産の割賦購入 建物や車は高額すぎて、一括で購入することが困難な場合、分割払い(割賦購入)で決済することがあります。 契約時に完済時ま…

各資格の勉強時間の目安と合格率について①

あえて記事にする必要はなかったのですが、自分やマーズオフィス個別指導部門の受講生のために備忘録的に残しておこうと思います。 日商簿記 日本商工会議所主催の簿記検定です。6月・11月・2月(2月には1級の実施なし)に試験があります。 一般的に3級があ…

部門別個別原価計算(相互配賦法:簡便法)

前回は直接配賦法を解説しました。今回は、出題としてはマイナーなのですが、ゼロではないので、一応確認として取り上げます。 相互配賦法(簡便法)では、2回配賦をすることになります。 1回目の配賦は、自部門以外の他部門へ配賦します。例えば、前回の例…

その他の引当金

今回は、その他の引当金です。(2022年1月7日①と②を統合しました。) 退職給付引当金 社員や従業員が退職すると、会社は退職金を支払うことになります。その退職金に備えておく評価勘定を退職給付引当金といいます。 今まで、「○○引当金」ときたら費用は「○○…

部門別個別原価計算(直接配賦法)

今回は、個別原価計算の2つ目「部門別個別原価計算」です。「部門別」なので、比較的大きな各部署(部門)がある工場での原価計算になります。 部門には、切削部門・組立部門・塗装部門などの製造部門と動力部門・修繕部門・工場事務部門などの補助部門に分…

(単純)個別原価計算

前回まで基本である費目別計算をやってきました。これからは、実際に原価計算の工程に入っていきます。 2級における原価計算の方法は、以下のように区分分けされています。 ①個別原価計算 a.(実際)個別原価計算 b.部門別個別原価計算 ②総合原価計算 a.単純…