ポリテク火星出張所!

商業高校あがりの行政書士が日商簿記をはじめとして資格支援のためにブログを書いています。

2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧

直接原価計算その2~全部原価計算と直接原価計算の違い~

今回は全部原価計算と直接原価計算の違いについてみていきましょう。 まず下の表を見てください。 総合原価計算と標準原価計算は、仕掛品ボックスまたは製品ボックスに焦点を当てていました。直接原価計算については、損益計算書に焦点を当てて問題を解いて…

税効果会計その1~税効果会計の概要~

税効果会計とは? 会計上の処理と税務上の処理は似ていますが、ところどころ違いがあります。この違いを調整する会計処理を税効果会計といいます。 まず、用語から覚えましょう。 会計上の収益は税法上では益金といいます。また、会計上の費用は税法上では損…

直接原価計算その1~直接原価計算の概要~

簿記2級おつかれさまでした。このブログを始めて3度目の日商簿記となりました。また、折を見て解説していきたいと思います。 今回は、原価計算の最後である直接原価計算を見ていきます。この直接原価計算が本試験に登場すると合格率が下がる傾向にあります…

外貨建取引その2~為替予約~

外貨建取引には、変動相場の影響が付きまといます。それでは、この変動相場の影響を回避したり、低減する方法はないものでしょうか。 実は、先物取引というものがあって、これを利用することによってリスク回避をすることができます。ヨコ文字でいうと「リス…

標準原価計算その5~原価差異分析②~

今回は製造間接費(加工費)の原価差異分析についてです。以前、費目別計算のところで固定予算による原価差異分析を行いました。 polytech-mk.hatenablog.com 標準原価計算においては、変動費と固定費それぞれの差異が発生するため、公式法変動予算による原…

外貨建取引その1~通常の取引時~

簿記の世界でも国内の取引ではなく、国外との輸出入の取引があります。この場合、問題となるのが為替相場(レート)です。 簿記2級では、アメリカの取引(米ドル)のみを念頭に置いて出題されます。アメリカから商品を購入する際には、米ドルで取引がなされ…

標準原価計算その4~原価差異分析①~

今回は、前回の問題を使って差異分析の図を使った解き方について解説します。 まずは問題から…。 問 A社では、工程の始点で投入した原料Pを加工して製品Cを生産している。標準原価計算制度を採用し、勘定記入の方法はシングル・プランによる。製品Cの標準原…

研究開発費・ソフトウェア

つい、こないだ日商簿記の解説をしていましたが、次の154回日商簿記試験は2月23日となっています。また、試験実施後に解説をしていきますのでよろしくお願いいたします。 研究開発費 研究開発費とは、新製品の開発のために要した費用のことをいいます。単な…

標準原価計算その3~シングル・プラン~

今回は標準原価計算において、もう一つの計算方法であるシングル・プランの説明をしていきたいと思います。 シングル・プランは、仕掛品ボックスの作成を標準原価(SC)一本で行う計算方法です。したがって、シングル・プランにおいて、原価差異はそれぞれの…

リース取引その2~ファイナンスリース取引~

ファイナンスリース取引には、リース期間終了後にリース会社へは返却せずに、リース期間に価格相当分を支払ったので、そっくりそのまま自分のものになる所有権移転ファイナンスリース取引と、リース会社へ返却する所有権移転外ファイナンスリース取引があり…