2019-01-01から1年間の記事一覧
今年も最後のブログとなってしまいました。そして、もう片方のブログについては、もう終わりに近づいているのに手付かずだったことを今年の反省としたいと思います。 そして、今年始めたにもかかわらず、累計4,000を超すアクセス数がありましたことを報告す…
今回で153回日商簿記2級最後の解説としたかったのですが、とっても長いので2つに分けたいと思います。 問 次の資料にもとづいて、連結第4年度(×3年4月1日から×4年3月31日まで)の連結精算表(連結貸借対照表と連結損益計算書)を作成しなさい。 4.連…
今回は、2.土地の売却に関する内部利益の控除、3.債権債務の相殺を説明します。 まずは、続きの問題文からです。 問 次の【資料】にもとづいて、連結第4年度(×3年4月1日から×4年3月31日まで)の連結精算表(連結貸借対照表と連結損益計算書の部分)を作…
さて、いよいよ時間がかかって内容が重い第3問の解説を始めます。 ここまで大問としては4つ解いてきた訳ですが、特に難しい論点は無かったものと見受けられます。あえての第2問はありますが、順調にいけば大体は第3問は部分点狙いということになります。…
では、第5問の最後、AとB各製品ボックスと月次損益計算書の作成です。 まずは、問題から… 問 飲料メーカーであるニッショウビバレッジは、清涼飲料AとBという2種類の製品を製造・販売している。原価計算方法としては、組別総合原価計算を採用している…
今回は第5問の2回目です。 まずは問題から… 問 飲料メーカーであるニッショウビバレッジは、清涼飲料AとBという2種類の製品を製造・販売している。原価計算方法としては、組別総合原価計算を採用している。直接材料費は各製品に直課し、加工費は機械稼…
よくよく考えると、大体2回に1回の頻度で出題される総合原価計算の問題。 148回組別 149回工程別 151回等級別 そして今回の組別となっています。総合原価計算自体は、あまりひねる問題はなく難易度は易しい部類に入ります。 強いていえば単純総合原価計算は…
153回簿記2級の解答解説が終わってからアップする予定でしたが、今回の論点となったため、急遽解説の途中ですがアップすることとしました。これをもとにして、次回の解説を行います。 前回まで単純総合原価計算をやってきました。まだ、仕損品評価額が両…
いきなり「第3問抜けているのでは?」と思われるかもしれませんが、弊事務所での解き方の推奨は、1・2・4・5・3もしくは1・4・5・2・3となっています。 まれに1・4・5・3・2(第150回)のような、第2問の個別論点問題が難しくて、第3問…
第2問の(3)合併の問題 問 合併の対価が合併によって受け入れた資産から負債を差し引いた純資産額を上回る場合、その超過額である( )は、貸借対照表の(⑤)の区分に記載し、( )年以内に( )法その他合理的な方法によって規則的に償却しなければなら…
日商簿記検定の予想結果でも話しましたが、2級ではまず出ないだろうとされた問題形式です。ワークブック形式の問題集でなければ、直前問題集で取り上げているところはないでしょう。それでも、要所要所理解ができていれば、解ける問題だったと思います。 問…
第1問の4 電子記録債権 問 株式会社平成商会に対する買掛金¥800,000の支払いにつき、取引銀行を通じて電子債権記録機関に令和産業株式会社に対する電子記録債権の譲渡記録を行った。 電子記録債権の問題です。まず前半の文章で買掛金を支払うことが書いて…
第1問の3 圧縮記帳 問(1)最新式のレジスター25台(@¥144,000)の導入にあたり、去る5月7日に国から¥1,800,000の補助金を得て、補助金の受領については適切に会計処理済みである。本日(6月1日)、上記のレジスターを予定通り購入し、小切手を振り出…
解答解説の準備ができましたので、順次公開させていただきます。 第1問の1 研究開発費 問 特定の研究開発の目的で備品¥500,000と実験用の薬剤¥70,000を購入し、代金は小切手を振り出して支払うとともに、この研究プロジェクトにのみ従事している客員研究…
去る11月17日、153回日商簿記検定が実施されました。受験をされた方々、大変お疲れさまでした。 各社の予想と実際の比較は以下のとおりです。 今回は受験をしている人が身近にいなかったため、細かい解説については、後日じっくり行います。 今回は、4戦1…
今回は、自分自身が、今後の事業展開のために取り組んでいる、または考えている資格について触れたいと思います。 司法書士 本題の前にちょっと前置きが長いです。 そもそもは、この勉強のため会社を少し早めに辞めたんです。最後の1年間は、有給休暇が50日…
今回は、行政書士の資格についてお話しします。 FPを勉強する過程の中で、民法・借地借家法など法律関係に触れていきます。ここで法律が面白くなってきた方は、宅建士や行政書士などの法律系を考えてもいいかもしれません。 日商簿記・全経簿記⇒建設業経理…
前回の単純総合原価計算の問題例を使って、再度お話ししたいと思います。ただし、今回は一部変えて、仕損の処理を両者負担とし、仕損品(スクラップ)を売却できる価値があるものとします。 例)当社は製品Aを製造・販売し、製品原価の計算は単純総合原価計…
今回は、単純総合原価計算の平均法と仕損があったときの処理方法を解説します。 平均法は、(月初仕掛品の金額+当月投入の金額)÷(月初仕掛品数量+当月投入数量)で単価を出し、それぞれ完成品数量と月末仕掛品数量にその単価を掛けることによって、計算…
今までは、既存の建物を購入した場合(建売り)でしたが、今回は、最初から建物を建てた場合を説明していきたいと思います。 建物を建てる場合には、完成するのに数カ月から数年かかります。そのため、最初の手付金や中間金を支払ったりして、建設会社などの…
今回は、単純総合原価計算の中でも仕損の発生していないとてもシンプルなものをやっていきます。ここが総合原価計算の基礎中の基礎となっていきますので、体に染みつくまで何度も練習してください。 まずは、いつものように例題から… 例)当社は製品Aを製造…
固定資産の除却 除却とは、今まで業務用に使っていたけど、もう古くなって新しいのを買ったので、倉庫に保存しておくことです。リサイクルショップに売られるか、使われずに捨てられるかの一歩手前の段階です。 この場合、残りの価値を見積もって保管します…
個別原価計算がオーダーメイドだったのに対し、総合原価計算は同規格の製品を大量生産する場合に使われます。 この総合原価計算では、事前に用語や計算に使うボックスの説明などをした方がいいと思いますので、今回は事前説明をします。 直接材料費と加工費 …
今回から有形固定資産を何回かに分けて説明します。まずは、割賦購入(分割購入)と買換えについてです。 有形固定資産の割賦購入 建物や車は高額すぎて、一括で購入することが困難な場合、分割払い(割賦購入)で決済することがあります。 契約時に完済時ま…
あえて記事にする必要はなかったのですが、自分やマーズオフィス個別指導部門の受講生のために備忘録的に残しておこうと思います。 日商簿記 日本商工会議所主催の簿記検定です。6月・11月・2月(2月には1級の実施なし)に試験があります。 一般的に3級があ…
前回は直接配賦法を解説しました。今回は、出題としてはマイナーなのですが、ゼロではないので、一応確認として取り上げます。 相互配賦法(簡便法)では、2回配賦をすることになります。 1回目の配賦は、自部門以外の他部門へ配賦します。例えば、前回の例…
今回は、その他の引当金です。(2022年1月7日①と②を統合しました。) 退職給付引当金 社員や従業員が退職すると、会社は退職金を支払うことになります。その退職金に備えておく評価勘定を退職給付引当金といいます。 今まで、「○○引当金」ときたら費用は「○○…
今回は、個別原価計算の2つ目「部門別個別原価計算」です。「部門別」なので、比較的大きな各部署(部門)がある工場での原価計算になります。 部門には、切削部門・組立部門・塗装部門などの製造部門と動力部門・修繕部門・工場事務部門などの補助部門に分…
前回まで基本である費目別計算をやってきました。これからは、実際に原価計算の工程に入っていきます。 2級における原価計算の方法は、以下のように区分分けされています。 ①個別原価計算 a.(実際)個別原価計算 b.部門別個別原価計算 ②総合原価計算 a.単純…
今回は、手形取引の残りの論点をやっていきます。 手形の不渡り 簿記を知らなくても不渡りという言葉は何となく、TVドラマで聞くフレーズかと思います。不渡りを繰り返し起こすと、銀行での取引ができなくなるため倒産に追い込まれます。 まず、約束手形で…