2020-05-01から1ヶ月間の記事一覧
前回の続きです。問題は続きからの掲載です。 問 品川商事株式会社は、東京の本店のほかに埼玉県に支店を有している。次の【資料】にもとづき、第7期(平成29年4月1日~平成30年3月31日)の本店の損益勘定を完成しなさい。ただし、本問では「法人税、住民税…
支店をたくさん持っている会社でも、それぞれの業績はさまざまです。それでは実際わが社全体で、どれだけの業績が上がっているのかを示すために、本店および各支店の決算書をひとまとめに作成したものを本支店合併財務諸表といいます。 本支店合併財務諸表の…
本支店会計とは、本店と支店が存在する場合の会計制度を言います。個々の会社の仕訳については変わりませんが、本支店間での取引についての仕訳の仕方を説明します。 この本支店会計の処理方法には、本店集中会計制度と支店独立会計制度の2つの方法がありま…
ここからは、会社が複数関係している取引を見ていきます。このテーマについては、会社の合併・本支店会計・連結会計の3つがあります。 まずは、会社の合併から見ていきましょう。 合併のイメージ 合併とは、2つ(以上)の会社が合体して、1つの会社となるこ…
2級の減価償却の計算方法には、定率法と生産高比例法があります。 定率法 定率法とは、期首時点の帳簿価額(未償却残高)に一定の償却率を掛けて減価償却費を計算します。 特徴としては、始めは減価償却費が高く計上されますが、徐々に低くなっていきます。 …
今回は、そんなにボリュームは多くないですが製品が完成した後の処理です。 その1で説明しましたが、製品勘定が工場か本社に配置されているかで解答は変わってきます。この場合、問題文には以下の表示がされています。 ①勘定科目として表示されているパター…
3級ではすでに問題文で示された剰余金の配当を未払配当金(負債)とし、会社法で決められた一定額を利益準備金(純資産)に振り替える処理を学習しました。 今回は、「会社法で決められた一定額」にスポットを当てて、実際に計算するところを学習していきま…
商業簿記では本支店会計という似たようなシステムが出てきます。工業簿記の方が簡単ですから、ここで感覚をつかんでいきましょう。 本社工場会計とは、本社と工場の会計を独立させるシステムのことをいいます。本試験では、本社と工場に存在する勘定科目を把…
3級でも基本的なことをやりました。今回はもう少し掘り下げて説明していきたいと思います。まずは、株式の発行からです。 株式の設立発行 会社の設立にあたり、株式を発行したときは、原則として、その全額を資本金(純資産)で処理します。 例)マーズ株式…
直接原価計算の最後です。あまり出題実績がないものと思っていましたら、丁度自分が受け直した150回の本試験で登場してしまいました。 ちなみに日商簿記は資格を取得した後でもまた取り直すことが何回でもできます。私の場合平成14年のものだったので、現在…
税効果会計の最後は、その他有価証券の評価差額に対しての処理となります。 その他有価証券は、業務提携などのために所持しているもので、いつかは手放すことになる有価証券のことをいいます。決算時において時価を再計算し、その他有価証券評価差額金(純資…