ポリテク火星出張所!

商業高校あがりの行政書士が日商簿記をはじめとして資格支援のためにブログを書いています。

掛け取引その2~売掛金元帳と買掛金元帳~

売掛金元帳は、得意先別に売掛金の増減の状況を記録する補助簿です。得意先元帳ともいいます。

また、買掛金元帳は、仕入先別に買掛金の増減の状況を記録する補助簿です。仕入先元帳ともいいます。

どちらも似たような様式のため、ここでは売掛金元帳について説明します。

月日欄には、取引した日付を記入します。

摘要欄には、取引の内容を簡単に書きます。

借方欄売掛金が増えたとき、貸方欄売掛金が減ったときにその金額を記入します。

借/貸欄には、売掛金は借方残高なので「借」と記入します。

残高欄には、取引後の金額を記入します。

 

例)以下の取引を売掛金元帳(アルファマート)に記入しなさい。

4月1日 前月繰越 5,000円

4月9日 アルファマートへB鉛筆100ダース(@100円)を売り上げ、代金は掛けとした。

4月11日 9日に売り上げた商品のうち10ダースが品違いのため返品とした。

4月18日 アルファマートに対する売掛金のうち、7,000円を現金で回収した。

4月23日 アルファマートへHB鉛筆140ダース(@105円)を売り上げ、代金は掛けとした。

 

*各取引の仕訳*

4月9日 (売掛金)10,000/(売上)10,000

4月11日 (売上)1,000/(売掛金)1,000

4月18日 (現金)7,000/(売掛金)7,000

4月23日 (売掛金)14,700/(売上)14,700

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