現金出納帳は、現金の入出金を管理・記録する補助簿です。一番なじみのあるおこづかい帳や家計簿などはこの部類に属します。
月日欄には、取引した日付を記入します。
摘要欄には、取引先や取引の内容を簡単に書きます。
収入欄は現金が増えたとき、支出欄は現金が減ったときにその金額を記入します。
残高欄には、取引後の金額を記入します。
例)以下の取引を現金出納簿に記入し、締め切りなさい。
4月1日 前月繰越 100,000円
4月4日 マーズ文具店よりB鉛筆200ダース(@80円)を仕入れ、代金は現金で支払った。
4月12日 アルファマートへB鉛筆300ダース(@100円)を売り上げ、代金は現金で支払った。
4月16日 株)マーキュリーより売掛金22,000円を現金で回収した。
4月25日 先月分の水道代8,000円を現金で支払った。
4月28日 アポロ新聞社より広告料5,000円を現金で支払った。
*各取引の仕訳*
4月4日 (仕入)16,000/(現金)16,000
4月12日 (現金)30,000/(売上)30,000
4月16日 (現金)22,000/(売掛金)22,000
4月25日 (水道光熱費)8,000/(現金)8,000
4月28日 (広告宣伝費)5,000/(現金)5,000
月末になったら、帳簿を締め切ります。
まず、月末時点の残高を次月繰越として支出欄に記入します。(赤で記入)
そして、次の欄に収入欄と支出欄それぞれの縦計を計算して記入します。収入欄と支出欄が同じ金額であれば、OKです。
最後に、次月のために次月繰越の金額を前月繰越として記入します。
実務では、摘要欄に、もう少し詳細を書いたりしますが、試験ではこの程度で十分です。