当座預金出納帳は、銀行の口座ごとに作成し、預け入れと引き出しの明細を記録する補助簿です。
記入方法はほとんど現金出納帳と同じですが、小切手を発行したときにその番号を記入する欄と、当座預金の残高はマイナス残高もありうることから、借方残高か貸方残高かを表示する欄が追加されています。
借方残高なら借、貸方残高なら貸(当座借越の状態)と記入します。
例)以下の取引を当座預金出納帳に記入し、締め切りなさい。
4月1日 前月繰越 50,000円
4月5日 手許の現金から20,000円を当座預金に入金した。
4月10日 マーズ文具店より買掛金35,000円を小切手(No.001)を振り出して支払った。
4月15日 アルファマートにB鉛筆800ダース(@100円)を売り上げた。代金は同店振出の小切手で受け取り、直ちに当座預金に預け入れた。
4月25日 当月分の家賃22,000円を小切手(No.002)を振り出して支払った。
*各取引の仕訳*
4月5日 (当座預金)20,000/(現金)20,000
4月10日 (買掛金)35,000/(当座預金)35,000
4月15日 (当座預金)80,000/(売上)80,000
4月25日 (支払家賃)22,000/(当座預金)22,000