ポリテク火星出張所!

商業高校あがりの行政書士が日商簿記をはじめとして資格支援のためにブログを書いています。

商品売買に使う補助簿その2~売上帳~

売上帳は、毎月の売り上げの状況を管理する帳簿です。

月日欄には、取引した日付を記入します。

摘要欄には、得意先(売上先のこと)、商品名、数量、単価、、受け取りの条件など取引の内容がわかるように記入します。

内訳欄には、複数の商品の取引があった場合に、それぞれ商品ごとの金額(小計)を記入し、金額欄に合計金額を記入します。

金額欄には、売り上げた金額の合計を記入します。

なお、返品があった場合には、赤字で記入します。ただし、本試験では色鉛筆は使えないので黒鉛筆で記入します。)

 

例)以下の取引を売上帳に記入し、締め切りなさい。

4月5日 アルファマートへB鉛筆100ダース(@100円)を売り上げ、現金で受け取った。

4月12日 ベータ書店へノートA4 200冊(@120円)、ノートB5 100冊(@90円)を売り上げ、代金は掛けとした。

4月17日 ベータ書店に売り上げたノートA4 10冊が品違いのため返品され、掛け代金から差し引くこととなった。

4月25日 ガンマ商店へバインダー100セット(@200円)を売り上げ、代金は掛けとした。

 

*各取引の仕訳*

4月5日 (現金)10,000/(売上)10,000

4月12日 (売掛金)33,000/(売上)33,000

4月17日 (売上)1,200/(売掛金)1,200

4月25日 (売掛金)20,000/(売上)20,000

f:id:polytech-MK:20190410211639j:plain

月末になったら、帳簿を締め切ります。

まず、当月の総売上高を計算し、金額欄に記入します。

 10,000+33,000+20,000=63,000(円)

次に、当月の売上返品高を同じように計算し、金額欄に赤字で記入します。

最後に、総売上高から売上返品高を差し引いて、当月の純売上高を記入します。

 63,000-1,200=61,800(円)

 

前回の仕入帳と記入方法は同じです。そして、本試験ではあまり重要な論点ではないので、軽く流しておいてください。