資産と負債の大体が終了しました。残り商品券だけ他とくっつく要素がなかったので、ここで説明します。
商品券
商品券とは、説明しなくても良さそうですが、商品を購入できる金券のことです。発行しているお店(自店商品券)のほかに、商店街や商工会などで発行しているもの(他店商品券)もあります。
2019年3月までは、3級の範囲として、自店で発行している商品券と他店で発行している商品券と2つ学習しなければならなかったのですが、自店の発行した商品券については、1級に繰り上がりました。そのため、他店で発行している商品券のみを取り上げます。
商品を売り上げた際に、代金代わりとして他店商品券を受け取った場合は、後日その商品券を発行元に請求することができます。したがって、後からもらえる権利となりますので、受取商品券(資産)で処理します。
例)商品8,000円を売り上げ、代金は他店発行の商品券5,000円と、残額は現金で受け取った。
(受取商品券)5,000/(売上)8,000
(現金)3,000/
例)かねて商品代金として受け取った他店発行の商品券5,000円を引き渡して換金請求を行い、同額が普通預金口座に振込みとなった。
(普通預金)5,000/(受取商品券)5,000
その他使われる収益と費用は、一気に見ていきます。
収益
収益は売上のほかに、以下の勘定科目があります。
受取利息:預貯金や貸付を行った場合の利息
受取手数料:仲介手数料などの手数料収入
受取地代/受取家賃:土地や建物の賃貸収入
雑益:営業活動に関係なく、具体性のない少額の収入
費用
費用は、仕入のほかに、以下の勘定科目があります。
給料:従業員などに支払う勤労の対価
旅費交通費:出張した場合のホテルの宿泊費や電車・バス代などの交通費
通信費:電話代や郵便による郵送料、インターネット使用料などの通信にかかった費用
支払利息:銀行や他社から借入れを行った場合の利息
広告宣伝費:チラシ代・ポスター代・CMなどの広告宣伝の為の費用
支払地代/支払家賃:土地や建物の賃借料
消耗品費:文房具やコピー紙、インクなど、短期的に使用される少額の費用
雑損:営業活動に関係なく、具体性のない少額の支出