社会人が受験する簿記の試験については、大きく2種類あります。1つが日本商工会議所主催の簿記検定試験(日商簿記)、もう一つが全国経理教育協会主催の簿記能力検定試験(全経簿記)があります。
日商簿記 | 全経簿記 | |
受験資格 | なし | なし |
試験会場 | 全国の各商工会議所 | 専門学校などが多い |
(旭川) 2019年3月現在 | 旭川商工会議所 | 旭川医療情報専門学校 |
試験日 |
年3回 6月(第2日曜日) |
年4回 |
受験料 |
1級7,710円 2級4,630円 3級2,800円 |
上級7,500円 1級各2,200円 2級各1,700円 3級1,400円 |
試験科目 |
工業簿記/原価計算 |
上級 商業簿記 会計学 工業簿記 原価計算 1級 商業簿記/会計学 工業簿記/原価計算 2級 商業簿記・工業簿記 3級 商業簿記 |
試験時間 | 1級 3時間 2級・3級 2時間 |
上級 各90分(商・工) 1級 各90分(商・工) 2級 各90分(商・工) 3級 90分 |
合格基準 | 100点満点70点以上 1級は各科目10点未満の足切りあり |
100点満点70点以上 |
日商簿記はメジャーですから、履歴書に記載するならこちらがおすすめです。
全経簿記はマイナーながらも、受験料も安く、合格率も日商の倍近く違いますので、学生向けとなります(専門学校が会場ですので)。
日商1級も全経上級も合格すれば、税理士の受験資格が得られるという特典があります。その部分だけなら、全経簿記の方が有利となります。
※日商簿記1級は10%前後の合格率に比べて、全経簿記は20%前後の合格率です。
さらに全経1級のみにあるもので、科目合格というものがあります。
たとえば、商業簿記及び工業簿記の受験をそれぞれ行った場合、商業簿記のみ合格したとしても、合格後1年以内に工業簿記の科目合格を果たせば、総合1級の合格証を得ることができます。
日商も全経も受験日時が被らないようになっていますので、日商簿記のすべり止めに使われる場合があります。
あとは、試験の形式が若干異なります。全経は、知識問題があったり、経営分析に使われる数字を求める問題があったり、個人的にはマニアックな感じがします。
本ブログでは、基本的に社会人向けということで、日商簿記を中心にやっていきたいと思っています。
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